東京外国語大学 AA研 チベット牧畜文化辞典編纂チーム 運営
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チベット牧畜文化辞典

Dictionary of Tibetan Pastoralism

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宗教的存在 > 捧げものの家畜 > 土地神に捧げられた家畜
4 entries
チベット語
日本語
解説
ཞོལ་ཕོ།
zhol pho
ɕuwo
土地神に捧げられた雄ヤク
土地神の所有物として神聖視され、群れの中の王として位置付けられる。体格や毛並みが良く、角なども立派な美麗な個体が選ばれる。役利用することもあるが、その場合、靴袋など不浄なものは運ばせず、テントや貯蔵庫などを運ばせる。
ཞོལ་མོ།
zhol mo
ɕumo
土地神に捧げられた雌ヤク
གནམ་ལུག
gnam lug
ᵞnamləɡ 音
土地神に捧げられた羊
土地神に捧げる犠牲畜のこと。文字通りには「天の羊」。群れの中で一番優良で角の形の良い羊を選び、神の宿る山に連れて行き、屠畜を行う。解体後に頭や心臓、胸の一部、脛の一部、その他残りの各部分から少量ずつ肉を切り取り、脂肪膜に詰めて焚き上げる。この儀礼を赤い供物の炊き上げ དམར་བསང་།と言う。その際、特定の山に宿る土地神の名前を呼び、家畜の安全、無病息災、仇敵に勝つことなどを願う。捧げた後は人がいただく。1990年代までは上述のような慣習であったが、現在は、土地神の社には連れて行くものの屠畜はせず、放生の一種に形を変えて行われている。
དོན་ཕོ།
don pho
tonpo 音
土地神に捧げられた雄羊