東京外国語大学 AA研 チベット牧畜文化辞典編纂チーム 運営

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放牧作業 > 放牧中に起こる問題 > 獣害・虫害
13 entries
チベット語
日本語
解説
སྤྱང་ཀི།
spyang ki
ᶲcaŋkə 音
1 オオカミ 2 (汚職をするような)悪人
オオカミは夏の間は草原に多くいる野生動物を食べて暮らしており、家畜に被害が及ぶことは少ない。しかし野生動物が冬眠すると食糧を求めて家畜を狙うことが増える。かつては家畜を守るためにオオカミを捕まえて舌を切って死に至らしめるなどしていたが、近年は殺生を忌避する傾向にあり、オオカミによる被害は増加傾向にある。
སྤྱང་ཀིས་འཛིན།
spyang kis 'dzin
ᶲcaŋki ⁿdzən 音
སྤྱང་ཀིས་བཟུང་།
spyang kis bzung
ᶲcaŋki ᵝzoŋ 音
オオカミに襲われる
སྤྱང་ཐོ།
spyang tho
ᶲcaŋto, ᶲtɕaŋto 音
オオカミ除けの案山子
སྤྱང་དོང་།
spyang dong
ᶲcaŋtoŋ 音
オオカミの落とし穴
二重構造の穴の中に山羊を仕込み、山羊を食べようとしたオオカミが穴に落ちる仕組み。
སྤྱང་དོང་རྐོ།
spyang dong rko
ᶲcaŋtoŋ ᶳko 音
སྤྱང་དོང་བརྐོས།
spyang dong brkos
ᶲcaŋtoŋ ᶲki 音
オオカミの落とし穴を掘る
སྤྱང་ཀི་གསད།
spyang ki gsad
ᶲcaŋkə ˣsal 音
སྤྱང་ཀི་བསད།
spyang ki bsad
ᶲcaŋkə ᶲsal 音
オオカミを殺す
གླག
glag
ᵞlaɡ 音
ワシ
タカ目タカ科の鳥。主に仔羊やウサギを狙って食べる。雄は ཕོ་གླག、雌は མོ་གླག、仔は ནེའུ་གླག と言う。家畜に被害があるため殺処分する。その場合、爪と頭を取ってテントの入口内側のロープにつけて魔除け སྒོ་སྲུང་། とする。
རྒོད།
rgod
ʳɡol 音
ハゲワシ, 禿鷲
タカ目タカ科。肉類は何でも食べる。仔ヤクや羊の死体を食べる他、鳥葬の際の遺体も食べる。死肉にありつくため、狩りをするオオカミの上空を旋回することが多い。この鳥が飛翔しているところの地表には、たいていオオカミがいると考えられている。
རྒོད་ཀྱིས་འཛིན།
rgod kyis 'dzin
ʳɡol kə ⁿdzən 音
རྒོད་ཀྱིས་བཟུང་།
rgod kyis bzung
ʳɡol kə ᵝzoŋ 音
ハゲワシに襲われる
ཨབ་ཅག
ab cag
ʔabtɕaɡ 音
イナゴ