東京外国語大学 AA研 チベット牧畜文化辞典編纂チーム 運営

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糞 > ヤクの糞 > 乾燥糞の様々な名称
25 entries
チベット語
日本語
解説
སྐྱ་ཨོང་།
skya ong
ᶳcaʔoŋ 音
未加工のままよく乾燥したヤク糞
文字通りには「白っぽい乾燥糞」。完全に乾燥していてよく燃えるため、寒い時期には重宝される。燃料が足りない時、放牧地に籠を背負って自然に乾燥した糞を拾いに行く。
ལྷས་ཨོང་།
lhas ong
l̥iʔoŋ 音
係留場に放置されたまま乾燥したヤク糞
ལྕི་སྐམ།
lci skam
ˣtɕeᶳkam 音
水分を若干残したまま乾燥したヤク糞
湿っていても、燃料として使える程度には乾いているものを指す。
ལྕི་བསོགས།
lci bsogs
ˣtɕəsʰoɡ 音
夏の忙しい時期に加工せずに放置したヤク糞
ལྕི་སྒོང་།
lci sgong
ˣtɕəʳɡoŋ 音
凍結乾燥したヤク糞
排泄した状態のまま凍結して乾燥したヤク糞を指す。
གཙབ་རུག
gtsab rug
ˣtsabrəɡ 音
細かくちぎったヤク糞
手を横にぶらぶらさせて細かくする、最も一般的な糞加工の仕方。夏なら1週間ほど天日に干すと完成する。
བཙུར་རུག
btsur rug
ᵖtsərəɡ 音
両手の間で絞り出して加工したヤク糞
ལྕི་བཙུར།
lci btsur
ˣtɕəᵖtsər 音
握って整形した燃料用のヤク糞
ཐང་རུག
thang rug
tʰaŋrəɡ 音
小さめに丸めたヤク糞
燃料糞の一種。
ཁོ་ཤོག2
kho shog
kʰoxoɡ
薄く伸ばしたヤク糞
薄く伸ばした糞は一日半から二日ほどで乾くため、引っ越し後すぐ燃料が必要な場合はこれを作ることが多い。