東京外国語大学 AA研 チベット牧畜文化辞典編纂チーム 運営

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植物と動物 > 草(草本植物) > 家畜が採食するイネ科の草
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チベット語
日本語
解説
རྩི་ཤིང་།
rtsi shing
ᶳtsəxaŋ 音
[植物] イネ科の植物の総称
家畜が食べる草で、རྩྭ། の一種。その実の部分を རྩི་འབྲུ། または རྩི་ཏོག と言う。主に日おもてに生える。
རྩི་ནག
rtsi nag
ᶳtsənaɡ 音
[植物] イネ科の植物
家畜の食べる草で、རྩི་ཤིང་། の一種。実の部分が黒っぽい。湿地に生えることが多い。
སྔོ་མ།
sngo ma
ŋ̊orma 音
[植物] 1 イネ科シバ属, 芝, 芝草 2 芽が出たばかりの丈の短い草, 新芽
家畜や野生動物の食べる草 རྩྭ། で、丈の低い青草。རྩྭ་སྔོ་མ། とも。
རྩྭ་སྔོ་མ།
rtswa sngo ma
ᶳtsa ŋ̊orma 音
[植物] イネ科シバ属, 芝, 芝草
家畜も野生動物も食べる丈の短い草。日おもてにも日陰にも生える。སྔོ་མ། とも。
ན་རྩྭ།
na rtswa
naᶳtsa 音
沼沢地や湿地に生える草
密集して生えている傾向がある。水分含有量が多く、ヤクが好んで食べる。
སྤང་རྩྭ།
spang rtswa
ᶲsaŋᶳtsa 音
日当たりの良い草地に生える草
地盤が固いところに生える短い草。春夏はあまり食べないが、ヤクは秋冬に枯れたものを舐めて食べることが多い。
ཉིན་རྩྭ།
nyin rtswa
ȵənᶳtsa 音
日おもての草
日当たりがよく乾燥気味で土質が硬め。草丈は短く、羊の放牧に適している。
སྲིབ་རྩྭ།
srib rtswa
ʂəbᶳtsa 音
日陰に生える草
日当たりの悪い山の北斜面の草。丈が長いが密集はしていない。
མཚེར་རྩྭ།
mtsher rtswa
ⁿtsʰerᶳtsa 音
宿営地の移動跡に生える草
རྫ་རྩྭ།
rdza rtswa
ʳdzaᶳtsa 音
(標高4,000m以上の)高山に生える草
春になっても芽吹くのが遅い。