東京外国語大学 AA研 チベット牧畜文化辞典編纂チーム 運営
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チベット牧畜文化辞典

Dictionary of Tibetan Pastoralism

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食文化 > 食材 > 乳・乳製品
6 entries
チベット語
日本語
解説
དཀར་ཆུ།
dkar chu
ˣkartɕʰə 音
乳製品
文字通りには「白い水」。
འོ་མ།
'o ma
ʔoma 音
ミルク, 乳; 生乳
一般的には生乳を指す。ただし、攪乳器でバターを作るために乳酸発酵させた自然発酵乳や、生乳を加熱殺菌したものにもこの語を用いる。
མར།
mar
mar 音
バター; 乳脂肪分, クリーム
乳脂肪分を指す。攪乳器で攪拌して浮いてくる乳脂肪分や、クリームセパレーターで分離した乳脂肪分も表す。
ཞོ།
zho
ɕo 音
ヨーグルト, 酸乳
食用として利用する他、バターを作るための乳酸発酵にも用いる。 【作り方】 (1) ミルクを加熱し、冷ます (中に指を入れたらまだ温かい程度、人肌より少し温かい程度に) (2) 大きな鍋に茶碗一杯分のヨーグルト(乳酸発酵スターターརུ་མ།)を入れる (3) 棒を使ってよく混ぜる (4) (鍋に入れ) 蓋をして、服などで覆って保温する。悪いものを追い出して清浄にするため、鍋のまわりにビャクシンの枝を燻した煙をあてる。2時間程度でヨーグルトが完成。【活用】クリームセパレーター導入以前はバター作りの準備として生乳の酸性度を高めるためにヨーグルトを添加していた。皮の色付けと加脂のためにも用いる。【食用】そのまま食べたり、砂糖を入れたり、煎った大麦を入れて食べることもある。ツァンパに入れることもある(最近はあまりしない)。煮たトマ芋をかけて食べることもある。ヨーグルトは主に午後、夜に食べる。朝はあまり食べない。
དར་བ།
dar ba
tara 音
バターミルク
ミルクを攪拌してバターを取った後に残った液体部分のこと。チーズを作るのに用いる他、酸味のある清涼飲料水としても好まれる。
བུ་ལོ།
bu lo
wəlo 音
家族一人ひとりに取り分けたバター
作りたてのバターを神様に捧げる分を取り分けた後、家族一人ひとりへの分け前として取り分ける。量としてはツァンパを食べる1回分である。客人がいればその分け前も用意する。