東京外国語大学 AA研チベット牧畜文化辞典編纂チーム運営

འབྲོག་པའི་པོ་ཏི།

チベット牧畜文化ポータル

毛と皮革

家畜の毛や皮は牧畜民にとって非常に重要な資源です。ヤクの毛を撚り合わせて糸を作り、その糸を織った布地からは牧畜民の伝統的な黒テントが作られてきました。また。羊毛もさまざまな織物に用いられ、毛皮はなめして衣や敷物などに使われてきました。羊の毛を圧縮したフェルトも生活のさまざまな場面で利用されてきました。

カテゴリー／「毛と皮革」のコラム

家畜の毛にささえられた牧畜民の暮らし

寒冷な地域に適応した生き物であるヤクの毛は保温性にすぐれ、最近では「無印良品」でセーターが販売されるなど、注目をあつめています。チベットの牧畜民は昔からヤクの毛を織り、テントとして利用してきました。また、羊の毛もフェルトや織物にし、衣類や敷物、袋などにして生活に役立てています。