東京外国語大学 AA研 チベット牧畜文化辞典編纂チーム 運営
 

འབྲོག་པའི་པོ་ཏི།

チベット牧畜文化ポータル

地形・天候・天体

伝統的な牧畜では、人々はいくつかの宿営地を転々としながら、囲いのない自然の草地で家畜を放牧しながら生産を維持してきました。それゆえに地形や天候といった自然環境に関する知識は、家畜を安全に放牧するうえで欠かせません。また、宿営地の選択や交易のための長距離移動の際にもこれらの知識は重要な意味を持っています。

カテゴリー/「地形・天候・天体」のコラム

牧畜民は山をどう見ているか

牧畜に携わる人々は日々山で放牧をしているため、山の地形に関する語彙がたくさんあります。ここではその代表的なものを見ていきましょう。

大地から湧き出す自然の結晶―天然塩の採掘場ツァルゲン・カッパ

ツェコ県の草原の一角に塩の採れる場所がある。その名はツァルゲン・カッパ。この塩は家畜にとって非常に重要なものである。